先生も親も子どももひとりの人間です
「箸の使い方を教えてください」
「英語を教えてください」
「パソコンの使い方を教えてください」
「電車の乗り方を教えてください」
全部、親が小学校の先生(友人)に話したことです。
確かに小中学校は義務教育で、ある程度一定水準の教育が受けられる仕組みです。
とは言ったものの、みなさん求めすぎではないでしょうか?
確かに時代的に「両親が共働き」「近くに親戚がいない」「世の中物騒(今までもだけど)」という問題が多々ありますけど、それを小学校の先生に求めるのは間違いでは?と思います。
そもそも小学校での学習は、「学習指導要領」という決まりの元で作られており、それによって全国一定水準の学力が保たれています。
その中には家庭科の領域として、確かに生活の中で必要な知識が含まれているでしょう。スーパーでの買い物の仕方だとか、洗濯の仕方だとか、教科書には書かれていますが「家族で生活する上で見たことのある光景」というのが前提です。
大人を見て子どもは育ちます。
子どもたちにとって一番近い大人は「親」であり、身近な大人がしていることが常識であると考えます。
過労働、低賃金という苦しい中で子どもを育てるためにお金を稼ぐ親たちを全否定するつもりはありません。
でも先生たちは子どもたちの「親」ではありません。
どうか、親子の時間を作ってください。
善悪問わず、親から学ぶことがたくさんあるはずです。
学ぶ場所は学校だけではないのです。
今では保育園や幼稚園から箸の使い方を教えてほしいなどと言った声が挙げられているといいます。
親がその姿を見せているのならば、そんなことにはならないはず。
時代的に厳しいとは思いますが、親子の時間を作ってあげてください。
そして、小学校の先生にも同じように家族がいます。
先生たちにも時間を作ってあげてください。
職業違えど、みんな人間です。
考えが違っても、元はみんな人間です。
可能な限りでいいので、自分だけでなく周りも見て欲しいです。
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