あんスタメインスト完結おめでとう

ネタバレ含みます。ご注意ください。

 

今まで突然のストーリー更新に度肝抜かれてましたが、今回は完結ってことで久しぶりに告知された気がする…

心して読んでましたけど、普通に泣きますよね。どんな人間にも、曲がらない軸があるんだって感じました。

 

昨今「怪我すると大変」「可哀想」という気持ちから、危険なものから子ども達を離そうとする思想がありました。勿論子どもを大切に思う親心は素敵です。でもそれが過度すぎな気がしていました。

公園から大型遊具は撤去され、学校の授業でも制限が増え、生きにくい世の中になりました。何が大丈夫なんだろう?何が安全なんだろう?と皆疑心暗鬼になっているような気がします。

 

あんスタのストーリーを読んで、今の時代にあったテーマだなあって改めて思いました。

大切だからこそ守る、だけどそれがその子のためにならないこともある。

燐音が一彩に対していっとう強く思っていたのがそれだったんだと思います。自分がした辛い思いをしてほしくない。でもそれがこはくっちによって論破されてました。守られてるだけの存在じゃないぞ、自分たちだって強いんだぞって。

 

世界は貴方ひとりだけじゃない、他の人も同じく等しくそうであって、みんな意志を持っている。型にはまった「正しい」という概念が、「正しいわけではない」と思うのも自由であると言ってくれました。そう考えると生きにくい世の中なんだなって思いました。

数は力になるけど、全てではない。

ひとつの力から生まれるものもある。

 

言葉にしたら薄くて辛く感じますけど、踏み出す「勇気」をもらえました。

何か始めてみようと思っても「どうせうまくいかない」と結論付けて、やらない選択をした自分が正しいみたいな振る舞いをしていた時もありました。

でもやってみて失敗して笑って見せた方が、よっぽど前向きなんだと感じました。成功したらそれはそれで御の字です。

 

私は失敗して、身体を壊してます。また失敗するのが怖くて何もできてませんでした。

でも、色んな人から「小さいことから始めてみよう」と背中を押してもらって、さらに今回メインストで肩を支えてもらった気がしました。

 

「思うこと」って大切なんだと感じました。

私は私らしく、精一杯いきたいと改めて思いました。頑張ります。

 

 

あと個人的に泣きそうになったのはあの全体曲を作ったのがレオぴだということです。嘘だろお前愛してる…何やってくれとんねん…。

 

 

菱形

琥珀糖製作日記

二回目の正直。

前回は水分が多く、練り飴状態だったので、しっかり煮詰めて再チャレンジしました。

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焦げ付かないように気を付けながら。

気泡が多くなると白く見えますが、実際色はついてないです。


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暑いうちにクッキングシートを敷いたトレーに流し込み、やや固まってきたところでマーブル状になるように着色します。

毎回青が強くなる。


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三時間くらい冷やしてから切りました。

透明感があって、この状態ですでに美味しそう。前回はここで練り飴してました笑

 

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ひっくり返しながら乾燥させます。

琥珀糖でドミノ倒し。実際はくっついちゃいますけど。


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2日くらい乾燥させると白っぽくなってきました。まだぷるぷるくっつくところがあるので、もう少し待ちます。


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全体が乾燥して、完成した琥珀糖。

綺麗にできました!大きさやカットにこだわればもっと可愛いのができるかも?と期待が膨らみます。

 

この琥珀糖で、在宅で頭と見た目に糖分補給します。

日持ちするとは思いますけど、砂糖と粉寒天だけなのであんまりオススメしません。前回の琥珀糖は1か月かけて食べました。自己判断です。

 

 

次は何作ろうかな!!

 

菱形

チーム樹海:創作小説②

ニコラスのため息

 

 

 

全てが怒涛。まさに嵐。

 


ここに来て平穏だったのは数日のみ。はじめは体力をつけるための基礎トレーニングから始まった。本当に軍に入ったのだとワクワク半分、ついていけるかという不安半分だった。

しかしそんなことを考える暇はすぐになくなった。

休む時間が風のように過ぎ去り、訓練、座学、実験演習、また訓練、と目まぐるしく過ぎ去り、気付けば寝ていて朝になっている。日に日に人は減っていき、医務室に通う人が増え、そして気づけば空いたベッドを見かけることが多くなった。

 


「明日は銃の分解の実技…アタッチメントの復習しておこ…」

 


見たことのない武器がずらりと並んでいるのを見て目が輝いたのはほんの数日。今では銃が試験範囲にしか見えない。

武器庫でアタッチメントを並べ、教本と見比べながら確認していると、不意にドアが開く。

 


「…だれ」

 


気怠げに立つ青年は、僕を静かに見据えている。怠そうにしてるのに、背負うアサルトライフルが物々しく光っていた。

 


「はっ、ハイ!先日入隊しましたッ、ニコラスと言います!!」

「…なにやってるの」

「あ、明日武器分解の実技試験があるので、復習をしてまして…」

 


慌てて立ち上がった時に膝裏を椅子に強打してしまったが気にしていられない。青年の目で射抜かれ続けると命が削られていくようだった。

黒髪に、緑色の瞳に口元まであるハイネックの上着。自分と同じ訓練服ではない、控えめなデザインの服装。それだけで十分な立場にいる人なのだと分かった。

すると目線が逸らされて、青年はくるりと踵を返す。

 


「AK-47…」

「エッ?」

「ここにあんまり来ないでね、ただでさえ日中うるさいのに…」

「す、すみません、片付けて帰ります」

「もういいよ、死なないようにしてくれれば」

 


そう言い残し扉も閉めずに去っていった。

暗く廊下の光だけ見える扉を見つめて、しばらく呆けてしまった。

 


こ、こわかった…

 


蛇のような人。ユール研修隊長とはちょっと違う、静かな怖さ。大声を出していないのに、呟かれた言葉が耳にこびりつく。

 


「た、耐えられるのかな…僕…」

 


ただ見られただけでこれとは情けない。手が震えていることにもようやく気付いた。

 

 

 

「あら、そうかもって思ったけどやっぱりこないだの新人くん」

 

ゴンッ

 

突然の違う声にびくりと大きく身体が震え、その拍子に手の甲をテーブルにぶつける。その鈍い痛みに思わず顔をしかめた。

 


「大丈夫?随分顔青いけど…」

 


カツカツとヒールを鳴らして室内に入ってくるニーナさん。鈍い痛みに耐えながら、大丈夫ですと伝えると、ふむと少し考えたように呟く。

 


「ミカエルが出てくるのが見えたんだけど、もしかして″あてられた″?」

「あて…?」

「アイツ野良猫みたいに警戒心強くてね、基本誰にでも殺気飛ばすような奴なのよ。おおよそ、好きな武器解体できる場所がなかなか見つからなくてイライラしてたんでしょうね」

 


ふぅ、と肩を落として話すニーナさん。あの青年はミカエルさん、というらしい。上の立場にいるニーナさんの知り合いなのだから、恐らくミカエルさんも相当上の人なのだろう。

 


「まだまだお子様よねえ〜、上手くいかないとすぐ外に出ちゃうんだから。貴方はその殺気に気付いただけ十分よ」

 


肩の力を抜きなさい、とぽんと肩を叩かれると力が抜けてどっと身体が重く感じた。

 


「恐怖を感じることは、命を守る上で大事なこと。相手の力量を見定められることも同じ。貴方は彼を格上だと認識し、恐怖した。それだけで十分よ」

「そう、でしょうか…」

「自信を持ちなさい新人くん。その感覚を大切にね」

 


あと私に二度も会えた幸運も!と言い残すとひらりとまた出て行ってしまった。しばらく地面を見つめ、力なく椅子に座り込む。

 


なにか、ものすごい経験をしたような気がする…。

 


当然復習など頭に入るはずもなく、やたらと重く感じる身体で後始末をして、ふらふらと宿舎へニコラスは帰っていった。

 

 

 

 

 

 

「今回のゲームの最終確認です。決行のタイミングはそちらに任せます。研修側の勝利条件は″ひとりでも生き残っていること″、そちらの勝利条件は″全滅させること″です。」

ごろごろ…

「毎回思うけどこんなこと考えるユールは本当腹黒いわよね…」

…ごろごろ

「何か言いましたか?」

びょいんびょいん

「イエイエなんでも。こちらはヒルダ小隊から5人にハイラとミカエル、サラが入るわ」

びょいんびょいん

「あーー!もう毛玉うっさい!!」

「何も話してないだろう!」

「存在がうるさいのよ!大人しくしててなさいよ!!」

 


机の端から端まで転がったり飛び跳ねたりしていた毛玉がピタリと止まる。視界の端にチラチラ入って気にならないはずもなく、耐えかねたニーナが声を荒げる。

 


「楽しみが!押されられない!」

「落ち着きを持ちなさいよ司令官!!」

「宝石が眠っている洞窟に行くのだ!これが落ち着いていられるか!」

 


びょいんびょいんとまたゴムのように跳ねる毛玉に叫ぶニーナの姿に、やれやれと苦笑いを浮かべるユール。

 


「″ちゃんと″宝石があるといいですね」

「ああ、だから始めこそ爆弾で盛大に穴を開けてやろうではないか」

 


石屑だけの洞窟か、宝石の眠る洞窟か。

怒涛の日常の中で、静かに始まりのカウントダウンを刻まれていた。

 

 

 

キャラクター原案:ぽんこやん

文:菱形

 

 

あんスタ第四幕大戦争メインストーリー感想

ネタばれ注意!!!

 

 

色んな思惑があると思ってはいましたが、ここまでやってしまうとは思っていませんでしたよ先生…?(´;ω;`)

 

大きな流れに関わらなかった先輩方にスポットが当たるのは凄く嬉しいことだし、有り難い限りだけれども、まさかこのような形でストーリーが進行するとは思ってませんでした…。

 

司くんがKnightsの王様になってから、キャラストでは「お姉様!」て言ってたのに、サミットでめちゃくちゃお口悪いですやん…?好き…

相変わらず上下から挟まれてるところも好きだけど、一族としての話にも触れたことでまた一段ときな臭くなってきましたね。

個人的にここ二人の関係性について追加情報を震えて待ちます。

 

あとストーリー内で性差問題について触れてくれたなるちゃん本当に好き。発信していく側であるってこんなに大変な心算なんだと思いました…。

肩幅広く感じて、ますます男らしくなる一方で変わらないなるちゃんがいて本当愛してる…。

 

レオぴは相変わらずの無尽蔵作曲をしているようで、安心しました。愛してる。

Knightsの戴冠式フィレンツェでやろうって話をしたのは誰なんだろう?戴冠式の話とかイベントとかキャラストでやってくれたら嬉しい。

 

メインストーリーでは、アルカノイドを助ける側だったレオぴ達だから、その火の粉が降りかからないことを祈ってる…。

バッシング攻撃とはなかなかやってくれましたね???ゴシップ大好きな今の時代において考えてるし最先端いくストーリーで本当圧巻です。具合が悪い。

ファン心理も持ちつつ、その上でどう動くかはバクチ打ち、蜂らしいと言えば蜂らしい。茨がいけすかない野郎に思えてしまう…いや思っちゃう要素しかないんだが…いやそれでも…()

 

そしてあいらくんの、アイドルが汚されているっていう言葉がずんと重く感じました。

空気感が気持ちが悪い、その感覚がよくわかります。実際体験したことありますし。

ポスターにカラースプレーで落書きされているというよりは、ペンキで書き加えて違う作品に仕立て上げていく感覚。気持ち悪い。

ひいろくんにとって兄とは、りおんにとってひいろくんとは。このちぐはぐな関係性ゆえではあると思いますけど。

 

読み手にそういう心情を抱かせるというだけで、よくできたストーリー構成だったと感服しました。めっちゃ上からでごめんなさい。てか普通に日日日先生尊敬してます。

 

第四幕の続話に期待です。

蜂たちがやばいことしすぎて紅月Pと流星隊Pの怒りをまじで買ってるんじゃないかと心配している菱形でした。

 

 

 

菱形

石鹸ASMRについて

最近個人的にとてもリラックスできると評判の石鹸カッティング動画。

いろんな動画を見ているうちに、「あ、これいいな」と思うものに条件があることに気付きました。

 

①油分少なめの石鹸が好き

もさもさしてる感じが好きです。油分が多めだとカットすると皮のようにぺらっと一枚になるんですけど、鱗のようにぱらぱら砕けて落ちていくのが好きです。

あとカッターを通すときに色が半透明になって浮き上がっていく感じを見るのも落ち着きます。

 

②余計な情報がないもの

おててが綺麗で、余計な装飾品がないものが好きです。そっちに気が行っちゃう。

あと手を怪我してると大丈夫かなって勝手に心配になってそれどころじゃなくなります。

 

③危なっかしいもの

きっとやってる本人的には大丈夫なのでしょうが、カッターの切っ先が手に当たっちゃうじゃないかとか、深く入りすぎてなかなかきれなくてもたつくとか、気になっちゃいます。

あと結構あるのか、カッターを持つ手の親指で刃を受け止めるもの。めっちゃ怖い。安全第一でお願いします…。

 

以上、こんな感じのものがクリアできてると私の心にぶっ刺さります。最近は見ないと寝れなくなるくらいハマってますので、お時間ある方はぜひ見てみてくださいまし。

あと勝手に好きな動画貼っときます。

 

https://youtu.be/_xAHo3_RVYI

https://youtu.be/fWBrlaszjnw

 

 

菱形

ASMRについて

以前はイヤホンをして聞くのが好きだったのですが、ここ最近はスピーカーにしてマイルドに楽しんでいます。

たまに耳かき動画だったり鼓膜刺激動画は見てますが。

 

そんななかで最近好きなのがソープカッティング。

固形石鹸をカッターなどで削っていく音を楽しむものです。

前はキューブカットと言って、最初に切り込みを入れておいて賽の目状にしていくものが主流でしたが、切り込みを入れないで切るものの方が見るようになりました。

 

そして石鹸動画を見過ぎて、ぱっと見ただけでその石鹸の油分量だったり、外国の洗濯用石鹸など、なんとなく見分けられるようになりました笑

個人的には少しもさもさした感じが好きなので、ニベアなどの保湿効果のある油分多めの石鹸とは反対のものが良いです。使うのは逆ですけど。

カット面がつるつるしてきて、尚且つ薄く綺麗に残ると爽快感があります。見てて落ち着く不思議。

 

私が好きな動画のうぷ主は基本海外の方が多くて、コメントを残しても通じてるか分からないのでなるべく早く単語で残すようにしてます。母国語なのに片言な日本語を使う変な感じ。

 

自国だけでない人からのコメントって嬉しいと思うので(私は嬉しい)、積極的に残してます(・ω・)

感想コメントは積極的に残してこうね!

 

 

 

菱形

 

チーム樹海:創作小説①

勝利の人々

(Nikolaos、Nicolas、Николай)

 


薄暗い装甲車、窓の意味がないほど木々しか見えない鬱蒼とした森の中を走り続け、どのくらいが経ったのだろう。

 


独裁の限りを尽くす国に反旗を翻すべく立ち上がった革命軍。主要の街は暴徒の集いと化していた。

 


その中で、僕のように若い人は戦場へと駆り出される。家族を守りたい気持ちもあったし、父さんの意思を継いで兵士の覚悟を持った今では後悔は何もない。

 


餞別にともらった、真紅のタイを握り締めると、ガコンと車体が揺れる。少し車内がざわつき始めると、後ろのドアが勢いよく開いた。

 

 

 

「ようこそ。歓迎するよ、若き力よ」

 

 

 

目の前に広がる森とは大違いの重工施設に、開いた口が塞がらなかった。

 


「長旅ご苦労様。私は新人研修を担当するユールという。以後私のことは″ユール研修隊長″と呼ぶように」

 


物腰柔らかな男性が、前に立っている。

大きくもない声なのに、風のようにスッと通り抜けていく。

 


ふと、目があった気がした。緩く細められる瞳に、少しだけ畏怖を感じた。

 


「まずは宿舎へ案内しよう。…あぁ、それと」

 


黒い毛玉には気を付けてね。

 


先程のように薄く笑みを浮かべながら話すも、ほぼ全員が理解していないように感じた。

そういう彼の言葉の意図は、僕にも分からなかった。

 


そう、この時までは。

 

 

 

 

 

 

入浴時間を終えて他の人たちから出遅れてしまい、帰り道が分からなくなってしまった。

 


「そっちはやめとけ、帰れなくなるぞ」

「エッ?」

 


声がする方を振り向くと誰もいない。

聞き間違い?空耳?

 


「相手が立っていると誰が決めつけた。そういう奴は戦場ですぐ死ぬぞ」

「ッ、はい!すみま、せ、ん…」

 


頭を下げると黒い何かが視界に映る。

恐る恐る焦点を合わせると、真っ黒な艶のある毛玉に帽子が乗っていた。

 


「素直な奴は好きだぞ〜馬鹿正直は苦手だけどな!」

「ケッ!?しゃ、え、んっ?」

「けしゃえん?」

「あーいたいた!ちょっと呼び出した張本人がいないのはどういう了見な訳!?」

 


カツカツとヒールの音を響かせて現れたのはすごい美人なお姉さん。

喋る毛玉に向かってぐちぐちと言っているが、その人の容姿があまりに整っていてつい目が奪われた。

 


「…ん?この子は?」

「原石」

「げんっ、?」

「…あー、なるほど。はじめまして新兵くん。私はニーナ。精鋭部隊指揮官兼隊長をしているわ。基本戦場にいるからそうそう会えないんだけど、君はラッキーね?」

「きょっ、今日ここに配属になりましたッ、ニコラスと言います!宜しくお願い致します!!」

「おお、76度の礼とはなかなか」

「うっさい毛玉」

 


同じくらいの目線だが、威圧感というか存在感が段違いで違う。はじめは美人な人だと思ったけど、それだけじゃないと間近で見て思った。

 


「さあ毛玉司令官行くわよ、ユールもヒルダも暇じゃないんだから」

「連れてけ」

「バカ言ってんじゃないわよ毛玉」

 


じゃあ、また会えたらいいわね

そうひらりと手を振ってまたヒールを鳴らして歩いていく。

 


というか、あの人戦場?精鋭部隊?指揮官?隊長?凄いこと言ってなかったか、?

 


「…アッ!宿舎の場所聞けばよかった!!」

 

 

 

 

 

 

「毛玉、あの子のこと原石って言ったけどまさか」

「まあ、気のせいかもしれんしそうかもしれんしって感じだな」

「まぁたそんな曖昧な…その曖昧さに私らがどんだけ振り回されてると思ってるのよ」

「人間、第六感が働く時もある」

「あんたは毛玉でしょうが」

 


カツン。そうヒールが止まる前にある重厚な扉。他の扉とは違う装飾がされており、明らかに場違いが分かる。

ニーナが手を掛けギィ、と静かに開ける。

 

 

 

「待たせたな、諸君。戦争の話をしようか」

 

 

 

原作者:ぽんこやん

(キャラクター原案、設定提供ありがとうございます)