自分の子どもよりも接する時間が長い他人の子ども

とある芸能人の方、政府の方が言ってました。

「保育士は誰にでもできる仕事」だと。

 

保育士として働く友人を持つ身として、はっきりと言います。

 

そんなわけないでしょう。

 

まず第一に、保育士は国家資格です。それなのに給料低いっておかしくないですか?

だから資格を持っていても生活できるだけの収入を得られないから別な仕事をせざるを得ない。そしたら政府はこう対応するんです。

「朝晩で子どもが少ない時なら資格がない人が保育に入ってもいいよ」と。

一体何を言ってるんだと思いましたね。

じゃあなんのための資格だよ?と。

 

「令和ベビーの影響」とかふざけたこと言ってる人は、本当に今起きていることが見えていないんだなと思いました。

 

子持ちの友人は「やっぱり保育士さんはすごい。いつも助かる。頭が上がらない」と苦笑いで言っています。

実の親ですら手を焼くのに、他人の子どもの面倒見てるんですから、大変でないわけないんです。しかもそれを複数人。

事故なく怪我なく1日を過ごすことに神経をすり減らしているんです。

 

何を言いたいのかと言いますと、これ以上保育の質を下げないでください。

出生率が低くなっていくということは、それだけ子どもを育てる環境で無くなってきているということと同意義です。

そして出生率が低くなっているのに待機児童が多いということは、人口に見合っただけの施設がないから。

 

保育士として働きたい人だっているはずです。それなのにできないのには、理由があるんです。それを考えて欲しいと思います。

 

 

 

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